ブリードのカージナルを飼ってみませんか?


カージナルテトラとは?

熱帯魚の代名詞的存在のカージナルテトラ。ネグロ川、オリノコ川に生息する本種は青と赤の鮮やかなラインが非常に美しく、淡水魚の中でもこれほど派手な色彩を持つ種は多くありません。
成長しても4cm程度の小さなカージナルテトラは1匹より数十匹で群泳させて本来の魅力が味わえます。
特にレイアウト水槽に群泳させた姿は、まるで宝石のごとく輝きを放ち、誰もが魅了される美しさではないでしょうか。
カージナルテトラの魅力はアクアリストにとっては、永遠のもので決して色褪せることはありません。
是非、この魅力にはまってみてはいかがでしょうか?


ブリードのカージナル

●なぜ今、ブリードのカージナルか?
これまでカージナルテトラは繁殖が難しいことから、商業的な繁殖はほとんど行われず、現地からの採集個体が大量に輸入されてきました。輸入元、問屋はもちろん、熱帯魚を販売する小売店でもカージナルテトラは必ずといってもいいほど水槽で見ることができ、その輸入量は他の種に比べ圧倒的に多く、流通量は熱帯魚の中でもトップクラスといえます。
現地に大量に生息するカージナルテトラは生態系においても下位に位置し、より上位の肉食魚等の重要なエサになっています。カージナルテトラが減少することはより上位の消費者の減少につながり、河川の豊かな生態系への影響が考えられます。特に上位の消費者に位置する生物は個体数が少ないことから、僅かな環境の変化でも影響を受けやすく、絶滅への道へと進んでしまうことも少なくありません。

●現地の実状を考慮して
世界最大の河川であるアマゾン川はカージナルテトラの生息するネグロ川などの多くの支流を持ち、流量においては世界2位のミシシッピ川の10倍とも言われます。その流域の広大な熱帯林は、動物、植物種数も世界一といわれ、淡水魚類においては記載されたものだけでも約1700種と言われており、甲殻類や両生類、水生昆虫、鳥類、哺乳類を含めると膨大な種類の生物が生息しています。
近年では、観賞魚の輸出規制が年々厳しくなり、豊かな生物資源を保護する動きが高まっています。アマゾン川流域ではダム開発や農業地の開拓、木材採取により多くの熱帯林が消失し、農薬や汚水の流入など環境破壊が問題になっています。
採集の全てが問題ということではありませんが、環境の保全、生物の保護が重要であるとともに、ブリードカージナルの存在はアクアホビー業界においてとても喜ばしいことといえるでしょう。


ブリードカージナルの特徴

ブリード個体と聞くとワイルド個体に比べ劣るような印象をもたれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ご心配なく!ブリード個体ならではのメリットも沢山あるのです!
是非、そのメリットを知っていただき、ブリードカージナルの飼育に挑戦してみてください!

●安定供給
現地のシーズンに影響されることが少なく、ワイルド個体に比べ安定した供給が可能です。
あの美しい姿をいつでも見られるというのは、大変嬉しい条件ですね。

●丈夫さについて
東南アジアから輸入されるブリード個体は輸送時間が短いことから着状態が安定し、ワイルド個体に比べ丈夫で飼いやすい特徴を持ちます。また輸送時間の短縮は輸送コストが減るだけでなく、排出されるCO2も削減できるといった地球環境への負荷も減らすことになります。

●サイズについて
現在輸入されてきているブリード個体は、ワイルド個体に比べサイズが小さいです。成長過程を楽しめるだけでなく、寿命も長いのが特徴です。できるだけ長くそして愛着をもって魚を育てていただきたいと願うばかりです。


ブリードの現状
アクアリウム先進国のドイツは自国で貴重な種を系統維持し、プレコやヒルストリームローチなどのブリードの難しい種も盛んに挑戦し多くの成功例を生んできました。
この背景としてヨーロッパなどでは生物の輸入に対する規制が厳しく、ブリードに適した環境を持つ東南アジアのような国が近くにないことが理由とされています。
また、オーストラリアのように生物の輸出に厳しい制限がある国も多く、こういった規制は南米をはじめとして年々厳しくなっています。
現在は養殖、ブリード技術が発達し、環境保護のために多くの種がブリード個体へ移行しています。なかでも自然環境への影響が懸念されるサンゴやライブロックも人工的に生産することが可能になっています。海水関は全般的に繁殖が難しいとされてきましたが、クマノミの仲間サンゴの仲間、先述したライブロックのように商業的なブリードに成功した例もあります。
自然からの採集が必ずしも環境へ大きな負荷を与えるものではありませんが、採集による環境負荷を少しずつ減らす努力は観賞魚、ペットフィッシュを楽しむためにもとても重要なことです。
この機会に是非、ブリードのカージナルテトラに着目してみてください!

カージナルテトラの醍醐味〜美しき群泳
カージナルテトラの群泳の美しさは冒頭で述べました。実際、レイアウトを施した水槽内で群れを成して泳ぐその姿は何にも比較しようのない美しさをもっています。光に反射し、水の中できらめくブルーとレッド。殺風景な水槽内に一気に彩りを与えるそのインパクトに魅了される方も少なくないでしょう。是非、水槽レイアウトとともにカージナルテトラの素晴らしさを実感していただければ幸いです。













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