オカヤドカリの飼い方

<オカヤドカリについて>
オカヤドカリはケース内に砂を敷いて飲み水と食べ物を与えるだけで誰でも手軽に育てられる生き物です。
寿命は飼育下で5〜6年、自然界で10〜30年と言われる長寿な生き物です。

<必要な飼育器具>
・水槽(フタのできるもの)
・餌入れ、水入れ(浅い皿)
・保温器具
・敷き砂(清潔なサンゴ砂や、田砂等の目の細かい砂)
・流木もしくは石(サンゴ石)


<飼い方>
砂の中に潜り込む性質があるので、砂利は比較的厚めにひきます。
また流木や石などで高低差のある環境を作ると好んで高い所に登ろうとします。
水浴びは必要としますが、基本的に陸上での生活を好みますので、水場より陸上を多めに用意して下さい。

1.水やり
飲み水はテトラ コントラコロライン等でカルキを抜いた物か、1〜2日汲み置きしたものを浅い入れ物に入れます。水浴び場も兼ねる為、毎日水は交換して下さい。

2.エサ
雑食性ですので、ごはん、パン、肉、野菜、果物など、なんでもよく食べます。熱帯魚用のタブレットフードも好んで食べます。夜行性のため餌は夜にやり、食べ残しは取り除きます。

3.フンの掃除
糸くずのようなフンをします。雑菌や臭いの原因となりますのでピンセットなどで取り除きます。もしくは予備の砂を用意し、定期的に交互に洗った砂と交換します。

4.温度と湿度のチェック
オカヤドカリは寒さに弱い動物です。15℃を下回らないようヒーターの温度を調節します。10℃以下になると死んでしまうことがあります。適温は25℃前後です。冬場は20℃以上、夏場は30℃以下になるよう、温度調整をします。ヒーター兼照明としてハロゲンランプを利用するのもよいでしょう。最適な湿度は50〜70%で、乾燥の際は霧吹きをして調整して下さい。餌と保湿を兼ねて植物を植えるのも効果的です。

7.砂の洗浄
2週間〜1カ月に一度程度、水槽の砂を洗います。 バケツなどに移した後、溜まったフン等を洗い流してください。


7.その他
オカヤドカリは高い場所を好むので木登り用の流木や石を入れてやります。
ヒーターのコード等をよじ登るため脱走防止用に必ずフタを用意して下さい。