シャンプーの仕方とコツ講座

水やシャワーを嫌がるワンちゃんって多いですよね。
おうちでシャンプーしてみたいけど、実際やるとなると色々不安や疑問が尽きません。 でもトリマーさんは水嫌いのワンちゃんも最後まで綺麗にシャンプーしてくれます。 今回はそんなトリマーさんのシャンプーの仕方を徹底解明してみました。
それぞれのポイントや正しいケアをご紹介して、オーナー様のシャンプーの手間や経済的負担が軽くなって、シャンプーを楽しんでもらえたら嬉しいです。
トリマーさんたちはワンちゃんが飛び降りたり逃げたりしてケガをさせないために、作業中は決してワンちゃんから手を放しません。
おうちでも事故やトラブルを避けるために、使う道具は事前に用意して手の届くところに置いておきましょう。

はじめてセット

はじめての人へオススメのお手入れ一式セットもご用意致しました。 選択肢がたくさんあって迷われてしまう際はぜひお試しください。
ラッピングをしておりますので、贈り物としてもお使いいただけます。
※超短毛犬種には向きません。

それぞれの犬種の皮毛に合わせたブラシやクシ

フレンチブルドッグやパグのような超短毛種

ラバーブラシ・獣毛ブラシ

ラブラドールやジャックラッセルのような毛の少ない短毛種 柴・コーギー・ハスキーなどの毛量の多い短毛種 プードル・ヨークシャーテリア・マルチーズなどの長毛種

コーム・スリッカー

※スリッカーはハードとソフトの2種類がありますが、慣れないうちは力が入りやすいのでソフトスリッカーがオススメです。
(ハードスリッカーはコッカーやシーズーなどのガンコな毛玉に多く用いられます)

シャンプー、リンス・コンディショナー

メーカーさんによって子犬用・短毛用・長毛用・白い毛の子用・脂の強い子用等で分けていたり、人間より皮膚が薄くて敏感なワンちゃんの為の自然素材シャンプーや低刺激シャンプー、ハーブの香りのシャンプーなどたくさんの選択肢があります。
人間のシャンプー同様、色々使ったり獣医さんトリマーさんに相談したりしてその子に合ったシャンプーを探してあげてください。
リンスやコンディショナーは被毛の質や傷み具合によって量や濃度を調節しましょう。

子犬の場合、生後しばらくは免疫や抵抗力がしっかりしていないので、獣医師さんに時期を確認した上でシャンプーをはじめましょう。
一般的にはワクチンの免疫が定着した生後4ヶ月頃からと言われています。
その際は低刺激な赤ちゃん用のシャンプーを用意し、極力目にシャンプー等が入らないよう気をつけてあげてください。
子犬の頃のシャンプーは水嫌いやシャンプー嫌いのきっかけになりやすいので、無理にしっかり洗うよりも慣らすことを目的にして楽しく優しくシャンプーしてあげましょう。

スポンジ

ワンちゃんたちは、顔や耳にシャワーがかかるのを嫌がったりパニックになってしまうことがあります。
オーナー様もデリケートな場所だけに特に神経を使われる作業ではないでしょうか。
そんなときに使えるのがスポンジ! スポンジにたっぷりと水を含ませ、ワンちゃんを怖がらせないように優しくおでこから流してあげてください。
目や耳にシャンプーが残って疾患の元になっては大変です。
特に目は、上を向かせて何度も水で洗い流してあげましょう。 「大丈夫だよ」と優しく声を掛けながらやるのが一番大事なコツですよ。

タオル

ドライヤー

ポイントと扱い方さえ押さえれば、人間用のドライヤーで大丈夫です。
熱くなりすぎないよう30cm以上離して使えるように気をつけて使いましょう。

テーブル

ご家庭のシャンプーだと意外に使われないですが、トリマーさんはこれなしでは安心して作業ができません。
床でやるとワンちゃんが自由に動けて逃げ回ってしまうので、人の腰ぐらいの高さで両手が届く広さのテーブルがあるとずっと作業がやりやすくなります。
※もちろん飛び降りたり落ちたりするワンちゃんがいるので絶対にワンちゃんから手を放さないでくださいね。

耳掃除用のキットやガーゼ・コットンなど

シャワーのお水が耳に残るのは外耳炎などの病気の原因です。 お耳の掃除も兼ねて、耳の水気を優しく拭き取ってあげましょう。
しかし、ワンちゃんの耳は、赤ちゃんの肌のようにデリケートです。無理に奥まで掃除しようとすると耳を傷つけてしまう恐れがありますので、 指に巻きつけたガーゼやコットンに耳掃除専用ローションをつけて、指の届くくらいの範囲で優しく拭うくらいがいいでしょう。

ローションで汚れを落としたら、仕上げに濡れてないガーゼーやコットンでぽんぽんと軽く水気を取ってあげます。
もしシャンプーや耳掃除のあとに、2〜3日頭を振り続けたり耳を掻いたりし続けてる場合は水が残っている場合があります。 早めに獣医師さんに相談しましょう。

また、プードルやシュナウザー・シーズーなどのトリミングが必要な犬種は、衛生面から耳の毛を抜きます。
(耳をめくってみて、中に毛がたくさん生えているワンちゃんが対象です)

特に耳の毛が濡れたように脂っぽかったり耳垢が絡んでしまっている場合は毛抜きが必要となります。
耳の毛抜きは難しくてワンちゃんも嫌がる作業なので、病院やサロンに依頼しましょう。 大抵500〜1000円前後でやってもらえると思うので、1月に一度、肛門腺絞りや爪きりなどのケアとまとめてやってもらうのがおすすめです。

トリートメントやケアスプレー

特に長毛のワンちゃんに必要です。短毛の場合はリンスやコンディショナーでも充分でしょう。
一般的にはリンスやコンディショナーは毛の外側を、トリートメントは毛の内側をケアします。
なので、シャンプー中に使用するトリートメントの場合は、 シャンプー →トリートメント→ リンス・コンディショナー の順番で行うのが最も効果的です。 (トリートメントで内側のダメージケアをし、リンス・コンディショナーで潤いを閉じ込めるため)
洗いあがってからつけるタイプのものは、ドライヤーの熱によるダメージを軽減させる目的もあるので、ブローの前につけるのが効果的でしょう。
また、トリートメントは5分くらいつけることによってダメージケアの効果は上がりますが(分数はワンちゃんに負担がかからない程度に)、リンス・コンディショナーは長時間浸けても効果は変わらないと言われているのですぐに流して大丈夫です。

目薬

目の炎症が心配な方は、予防のため獣医さんに相談して処方してもらいましょう。
その際、目薬の差し方やコツを聞いてみると、詳しくて意外なお話を伺えたりします。
いざというときのために、病院とオーナー様の潤滑なコミュニケーションを育むためにも役立つので、ぜひ獣医師さんや看護士さんに声を掛けてみてください。

爪切り

巻き爪や伸びすぎは歩行困難の原因となるため、トリマーさんは爪切りをします。
ただし、足先は特にワンちゃんが嫌がる難しい場所なので、無理そうなときはサロンや動物病院でやってもらうといいでしょう。

チャレンジする際はワンちゃんの足を前側より後ろ側に上げて行った方がやりやすいです。
その際ワンちゃんの関節を無理な方向に曲げないように注意し、血管を切ってしまわないように気をつけて行ってください。

血管の長さはワンちゃんや指によって違ったり、年齢とともに伸びたりします。
白くて半透明な爪ならうっすら赤く血管を確認できますが、黒い爪だと目視で確認することはできないので、 爪の先から少しずつ少しずつ様子を見ながら切っていきましょう。

ハサミ

直ハサミ

刃が真っ直ぐなタイプのハサミ。被毛のカットやフェルト状の固い毛玉に使ったりします。
その際、ワンちゃんが突然動き出したり、オーナー様の緊張がワンちゃんにも伝わって逆に暴れてしまったりすることが多いので、ハサミが決してワンちゃんの体に向かわないような方向からハサミの刃を入れましょう。

スキハサミ

直ハサミだとバッサリ被毛を減らしてしまって跡が目立ちそうなとき、スキハサミが使える程度の初期の毛玉であれば直ハサミよりずっと楽で綺麗に仕上げられます。

おやつ

がんばったわんちゃんのご褒美に。
「シャンプーをするとおやつがもらえる!」「いっぱい遊んでもらえる!」
そう思ってもらえたら、きっとわんちゃんもオーナー様もシャンプーが楽しくなるはず・・・。
しつけと同じように、がんばったらご褒美をあげるようにするのもオススメです。

新しい首輪・リボン・洋服・バンダナ

綺麗になったら、身に着けるものも綺麗にしたくなりませんか?
新しい首輪や洋服を着せる瞬間は、達成感を感じることができます。
何より、喜ぶオーナー様の姿を見る瞬間こそ、シャンプー中イヤイヤしてたワンちゃんが最高に嬉しそうな顔を見せてくれる瞬間なのです。
シャンプーのあとにぜひ、ワンちゃんとオーナー様両方にとってのご褒美を用意してみてください。