シーズン到来前にやっておきたい消耗品の交換
10月は水草育成本番の時期。本格的な水草シーズンを前にチェックしておきたい、各種消耗品の一覧です。

今シーズンは水槽には大幅な変更を加えないと言う人も、細かいパーツ類の交換時期を過ぎているものが無いか一度チェックしてみてください。
■蛍光灯

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絶えず湿気にさらされているライト用の蛍光灯は室内蛍光菅よりも消耗が激しく、気が付かないうちにかなり光量が落ちていることも。

特にふたを外して、ライトリフトと水槽用のファンを使用する夏は他の季節よりも傷みが激しいです。ファンの撤去、ヒーターの設置と同時期での交換がお勧めです。
■フィルターパッド/ウールマット/スポンジフィルター
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細かいごみを越し取るウールマットですが、フィルターパッドの中では消耗しやすいろ材で、数ヶ月も使用するとクタクタになってしまいます。

あまりに古くクタクタになってしまったパッドは能力が落ちたり、目詰まりの原因となります。
暑過ぎず、寒過ぎずの季節は、フィルター清掃に伴う水温の変化も少なく、結果として清掃時にバクテリアに与えるダメージも少なくて済みます。バクテリア自体も真夏の高水温時に比べれば活動が活発化しますので、清掃後の立ち上がりもスムーズです。

同じ様な理由で春先にマットを交換していた場合、耐用期間を過ぎたか、そろそろ丁度限界に近い時期にもなりますので、フィルター清掃と併せて交換を行いましょう。

またスポンジフィルターも同様、最低でも清掃をし、くたびれているようであれば交換しましょう。
■エアーチューブ/キスゴム
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ゴムがへたれてガラス壁面からはがれていたり、シリコンが硬くなって接続部分の横から漏れてしまったり…目には見えていても、夏は暑くて動く気が起きずそのまま放って置いた部分を交換するなら秋口がベスト。

冬になると、今度は水への手の出し入れの度に芯まで冷える為、夏以上に億劫になります。

ホースの飛び出しや、エアー漏れによるエアレーション不良、生体の酸欠死、CO2の添加不良等、思わぬトラブルを防ぐ為にも、動きやすいこれからの時期に済ませてしまいましょう。
■エサ
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意外な盲点ですが。

お徳用を買ったものの外出続きで使い切れなかったりと言った場合、暑さと湿気で傷んでしまっている場合があります。また保管場所が悪いとダニのような細かい虫が沸いていることもあります。

変な匂いがしないか、逆に全然匂いがしなくなっていないか、虫が涌いていないか等、一度内容物をチェックしてみてください。
■ヒーター
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蛍光灯と並んで水槽周りの器具としては、最も消耗が激しい部分です。サーモは長期間の使用に堪えますが、ヒーターは殆どのメーカーが1シーズンごとの交換を推奨しています。

真冬にヒーター菅が切れてしまった場合、フィルターが止まった場合とは比べ物にならない程の深刻な影響を与えます。熱帯魚であれば半日ヒーターが止まっただけでも、全滅の危険性が十分にあります。

・ヒーター菅は消耗品と割り切って1シーズンごとに交換する。
・最低でもサーモとヒーターは1セット分、予備として用意する。


ヒーターについてはこの2点が鉄則です。

最近のヒーターは空焚き防止機能を備えながら1000円台前半の商品も数多くあります。まだ使えるものを捨ててしまうのは勿体無い気がするかもしれませんが、生体の安全に換えることはできません。

また高性能タイプのクーラーの中にはヒーターの制御を行えるタイプもあります。こう言ったタイプは季節の変わり目での接続の切り替えが不要なので通年を通して設置したたまで維持することも可能です。