マットを吟味する
カブトムシ、クワガタに使用するマットは、産卵の可否、産卵数、幼虫の成長を大きく左右します。目的に合わせてマット選ぶことが重要です。

・発酵マットって?
カブトムシ、クワガタの飼育において基本となるマットが発酵マットといえます。


発酵マットは広葉樹を粉砕しただけの未発酵マットに、各種添加剤を加え、バクテリアの力によって発酵させたものです。幼虫育成のための栄養素が多く含まれ、色も未発酵のものに比べ黒っぽくなります。

カブトムシ、クワガタの飼育には必要不可欠といえるでしょう。




・発酵具合
発酵マットはその発酵具合で、適する種が異なります。


カブトムシやノコギリクワガタの仲間のように発酵の進んだマットを好むもの、オオクワガタ等の発酵があまり進んでいないマットを好むもの等、飼育種によって使用するマットも異なります。中には完全に土化したマットを好む種もいます。


飼育種によって産卵、幼虫育成に適したマットを使う必要があります。



・マットの細かさ
発酵マットは種類により目の細かさが異なります。

細かいマット
→幼虫の消化吸収が早い反面、マットの劣化が早い。

粗いマット
→幼虫の消化吸収が遅く食べづらい反面、マットの劣化が防げる。

目の粗さが異なるものを混合したり、ふるい等を使って超微粒子のマットにすることで、様々な種に使うことができます。

劣化したマットは線虫や朽木バエの原因になるので、速やかに交換しましょう。


・成虫用のマット
針葉樹のマットや防ダニ効果を持つマットは成虫の飼育には非常に便利です。

臭いやダニを防ぐ効果だけでなく、目が粗いものはマット自体も成虫の体に付着しづらく観賞に適します。交尾後のオスなどは観賞目的と割り切り、これらのマットで飼育するのも一つの方法です。

産卵や幼虫の育成には適しません。

 → 成虫用マットはこちらから

・オリジナルマットを作る
クヌギやコナラの原木をオガ状にした未発酵マットは、各種添加剤をいれて、発酵させればオリジナルのマットを作ることができます。

様々なマットをブレンドさせたり、ふるいを使って目の粗さを変えることでマットの特性を変えることもできます。

菌糸ビンの残りカスや、一度使用したカブトムシのマットを利用して産卵、幼虫育成に適したマットを作る方法もあります。


 → 未発酵マットはこちらから

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