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カブトムシ、クワガタムシの住む森はちょっと郊外に出れば意外に身近なところで見られます。公園、畑や田んぼの脇、河川敷などで、彼らの好むクヌギやコナラの生えた雑木林が見つけられるのではないでしょうか。
カブトムシやノコギリクワガタ、クワガタは平地でも普通に見られます。関東などではやや希少ですが、関東以西ではヒラタクワガタもよく見られます。
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彼らの好むのはクヌギやコナラの樹液。夏になると湧き出た樹液が発酵し甘いにおいで虫たちをひきつけます。
画像は貴重なクヌギの大木。河川敷のヤナギや防風林のカシなども彼らの絶好の住処です。
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左のような樹液の出る木に彼らは集まります。彼らが活動を始める夕方になれば樹液に集まる姿を観察できます。
右のようなボコボコと空いた木の洞はクワガタムシの絶好の住処です。懐中電灯などでそっとのぞけば、臆病なコクワガタやヒラタクワガタが身を隠しているところを見ることができます。
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湧き出た樹液に群がる虫たち。樹液にはカブトムシやクワガタムシの他にも、カナブンやオオムラサキなどの蝶が集まり賑わいます。スズメバチや樹液に集まる蝶や蛾を狙うムカデなど、危険な虫たちも見られます。
ケンカの強いカブトムシは夏真っ盛りの時期は餌場を独占していることが多く、クワガタムシが集まるのはカブトムシが発生する前の5月〜6月と9月頃の夏の終わりの時期です。
一昔前では普通に見れた光景ですが、今となってはなかなか見られないものになっています。
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鉈で削られた樹皮や剥がされた樹皮めくれ。掘られて乾燥した木の根元。過剰なまでの材割採集。煙幕や放置されたトラップやゴミ。
これらが彼らの住処に大きなダメージとなり、翌夏には姿がほとんど見られなくなることも。彼らを大切にするにはまず住処を大切にしなければなりません。
近年の人気により、減少していく雑木林に対して強くなっていく採集圧。雑木林の所有者とのトラブルも問題になっています。彼らの生活圏を守るために採集者のマナーが問われています。 |
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