ソイルとは、その土地の岩が風化して細かく崩れおちた石や砂、植物をはじめとする生物の影響・分解などにより、有機的ないろいろな栄養分を含んだミネラルの集合体といえます。その性質は、環境・地域によってもさまざまですが、大きな特長としては、南米系の水草に相性のよい弱酸性の軟水にしてくれることでしょう。ここでいうソイルは、その自然の力よって産まれた土を人の力によって、より安定した土として加工したものを示します。それらを混合して焼成加工したものを「ソイル」と呼びます。 |
ソイルは、大きく分けて2種類の特長があります。ひとつは水中のアンモニアを吸収して水質浄化をはかる「吸着効果」。また、もうひとつは土そのものがもつ豊富なミネラルを多く含んだ「栄養素」。いずれも、水草の栽培やビーシュリンプをはじめとするエビ類の飼育に適しています。この両者の区別は、陽イオンの「交換・排出」と「固定・維持」によるものとされています。 |
ソイルを水の中に入れることで水中に含まれる数種の陽イオンを吸着して結合しようとします。ソイルは、その作用からエビ類や熱帯魚に対して有害な水中のアンモニア、亜硝酸などを吸着してくれます。ですが、ある一定期間をすぎると吸着能力が低下しはじめ、水質の悪化を招いてしまう恐れがあります。ソイルは早め交換が必要となります。 | また、もう一方の作用として、水中でカルシウムやマグネシウムなどの微量元素と出会うとソイルは表面に吸着しようとします。その代わりにソイル自体に定着していたアンモニアを入れ替えるように放出しようとします。その作用により水槽の立ち上げの段階ではアンモニアの数値が上がりますが、徐々に安定してミネラルを豊富に含んだ栄養たっぷりなソイルになります。 |
南米系の熱帯魚・ビーシュリンプ(エビ類)や水草はph6程度〜ph7程度の弱酸性〜中性の水質を好みます(日本の水道水のphは 中性であるph7程度とされています)。飼育下で生物たちのベストコンディションを維持する為には、彼らが好む水質に近づけなくては なりません。ソイルの多くは、水の中に入れることで緩衝作用をおこし、その水の水質を一定に保とうとします。 ソイルの持つ特長や採取された土地の土質によってそれぞれのミネラルの含有量や硬度などは異なりますが、ソイル自体にphを コントロールする働きがあるので、飼育・栽培する生物たちが好むソイルを選ぶことが重要といえます。 |
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ソイルは、吸着作用を行ういわば生きた土です。自ら持つ栄養素を供給し、害のあるアンモニアや亜硝酸を吸着して水質の安定に努めてい たソイルもやがて寿命を迎えます。寿命期間は、環境によって異なりますが、約6ヶ月〜12ヶ月くらいが寿命といわれています。 焼成してできた硬いソイルの粒が崩れはじめ、吸着効果がなくなってしまいます。ソイルの粒が、崩れはじめたら交換しましょう。 |
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