大型睡蓮鉢の中でも、角型は奥行きを出しやすいので、今回はそれを生かしたレイアウトに挑戦。 深山石を使って水辺と池を仕切り、池を前景、水辺を中景・後景に見立てます。 左右水辺の石の配置を非対称にし、池の奥から水が出てくるようなレイアウトにするため、池の水辺を切り込ませて左右に水辺を分けます。 動きを与えるため、分ける位置を右奥から1/3の位置にします。 明るい砂(Bright Color)を池の底に敷いて、レイアウトを明るくします。 色彩の変化に富む十和田アシ、レイアウトに動きを与えるシペルス・ロングス、シラサギカヤツリ、 浮き葉の出る方向や葉の形を利用して、池の水の流れや視点の方向性を与えるオヒルムシロ、可愛らしい斑入りの四つ葉のウォータークローバー・ムチカが空いた水辺の隙間を這います。 睡蓮はそれぞれ異なる色を選んで、色彩豊かに賑やかなレイアウトに仕上げます。 アクセントとして、水面に葉の模様が綺麗なヒシ、水辺には小さい紫色の花が咲くオモダカの仲間、バルデリア・ラヌンクロイデスを植えます。 水辺の後ろ側には葉の縞模様が目を引くヨコシマフトイ、夏になると1本から紫色の花がたくさん咲くエゾミソハギが楽しめます。