ソフトコーラルの世界
ソフトコーラルとは一言で言うと「柔らかいサンゴ」。
サンゴには、硬い骨格を持つ「ハードコーラル」、軟質の組織で構成された「ソフトコーラル」、大きく分けて2種類があります。
ハード、ソフトそれぞれには、「ポリプ」というエサを捕まえて食べる「手」と「口」が一緒になった器官があり、それを元気よく咲かせるほど美しさを楽しむことが出来きます。
こちらでは、飼育も容易で海水水槽華やかに演出ができ、増殖にも期待できるソフトコーラルについてご紹介します。
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◆ポリプが咲くまでの様子
これから紹介するソフトコーラルの仲間は、刺激を与えると表情一変し、萎縮してしまいます。
当店より配送し、お客様のお手元に届く時の状態を説明させていただきます。

●スターポリプ・ツツウミヅタの仲間
ソフトコーラルの中でもカラーバリエーションが多いことから最もポピュラーで種類です。
個体によっては蛍光グリーンのポリプやポリプの先端に蛍光グリーンがあるものもあり、風に揺らぐ草原の植物のようなフサフサ感を楽しむことができます。
ウミトサカなどのような立ち上がるタイプのソフトコーラルの根本に活着させることがおすすめです。
様々なソフトコーラルを寄せ合わせると、より一層、自然界の海の世界を演出することができます。

 ▼スターポリプ
 ▼ツツウミヅタ

1.ポリプを閉じた状態(お届け時の状態)
2.環境と水質に馴染むと徐々にポリプを伸ばして花が咲くように開いてゆきます。

3.やがてフサフサとしたポリプが長く伸びて満開状態になり、エサや光を求め大きく成長します。


●ウミトサカの仲間
ソフトコーラルの中でも種類もバリエーションも多く、立体的に立ち上がるので海水水槽のレイアウトには欠かせない存在です。
個体によっては蛍光グリーンのポリプをもつものもあり、綿毛のようにフワフワ感を楽しむことができます。
海水水槽のレイアウトでは、平面的に展開するウミヅタと立体的に膨張するウミトサカを合わせたレイアウトがおすすめです。
様々なソフトコーラルを寄せ合わせると、より一層、自然界の海の世界を演出することができます。

1.ポリプを閉じた状態(お届け時の状態)


2.環境と水質に馴染むと徐々にポリプを伸ばして花が咲くように開いてゆきます。

3.やがてフサフサとしたポリプが長く伸びて満開状態になり、まるでカーペットのように美しい光景を楽しめます。


◆育成のポイント
自然界のようにいつも新鮮な海水を供給することが状態維持の秘訣です。
また、好日性ソフトコーラルは、体内に褐虫藻(かっちゅうそう)と呼ばれる植物性プランクトンを体内に共生しています。
光を浴びることで光合成の作用により、体内にエネルギーを確保することができます。
そのため、飼育には照明器具が必要です。
水質が安定し光も一定時間照らして管理して状態を維持できれば、早い個体で数週間で多く成長してゆきます。