Cleaner Shrimp

ミナミヌマエビ

どんな種類? 西日本に生息するヌマエビです。アクアリウムにおいては水槽内のコケ取り、残餌処理のためによく利用されています。本種は大卵型のヌマエビで純淡水域での繁殖が可能で、エビ類の中では比較的丈夫なこともあり、よく殖えます。糸状の藻を良く食べますが、体が小さいため藻取りとして使うときは多めに入れたほうがよいでしょう。 アクアリウムにて藻類除去用のエビとして知られているヤマトヌマエビは、高水温に弱く睡蓮鉢でのビオトープには向いていないので、エビを投入したい場合は丈夫で良く殖える本種こそが適していると言えます。

Cleaner Snalls & Shells

ヒメタニシ

どんな種類? 本州から〜九州に生息するタニシです。沼、小川、水田の用水路などの浅いところに一般的に見られ、石等に付く付着藻を主食としています。卵胎生で6〜8月にかけて稚貝を生みます。水槽やビオの鉢内の植物プランクトンの大発生を抑え、汚泥を積極的に摂食してくれるなど、水質浄化に役立つことが知られています。また、ビオトープにおいても大敵となるトロロコンブ状のアオミドロをよく食べてくれるので非常にお薦めです。繁殖は容易で良く殖えるので、数が増えすぎて極端に餌が不足する環境では、まれに植物が食害されることもありますので、そのときは適度に間引くとよいでしょう。

サザエ石巻貝

どんな種類? 日本の南西諸島の汽水に生息する貝で、水槽ガラス面のコケを取る能力が高くコケ取りとして人気の貝です。サザエのようなトゲ(イガ)を持つことからイガカノコガイとも呼ばれ、石巻貝に比べ見た目も面白く、石巻貝のようにひっくり返って起き上がれないということが少ないというメリットがあります。汽水で増える貝なので、水槽内で増えすぎて困る事もありません。カノコガイ類の中では比較的丈夫な種類なので、睡蓮鉢壁面に付着する藻類除去に役立ちます。水草を食害することはほとんど無いので安心して投入することができます。

レッドラムズホーン

どんな種類? インド、東南アジア原産の巻貝です。インドヒラマキガイのアルビノ種で、色が美しく水槽内の藻類を良く食べることで古くから水槽のコケ取りとして重宝されてきました。また残った餌の処理能力が高く、糞はバクテリアの良い棲家になる、塩分に強い点から卵生メダカの飼育などでも良く使用されてきました。藻類除去能力はヒメタニシほどではありませんが、まさに掃除屋の名にふさわしい巻貝です。繁殖は容易でよく殖え、数が増えすぎると葉の柔らかい植物を食害することがまれにありますので、そのときは適度に間引くとよいでしょう。

マシジミ

どんな種類? 日本原産の小型の二枚貝です。河川の砂地に生息し、ヤマトシジミと違い純淡水に生息します。砂中に潜るためマシジミを投入する場合は、一般的な水生植物育成に使われる粘土質および泥質の底床用土の上に、粒の細かい砂を数cmほど敷き詰めてあげると良いでしょう。高水温や酸欠に弱いので夏場は日陰になる場所に設置するビオトープに向いています。繁殖は二枚貝の中では容易で、雌雄同体で卵胎生です。藻類を直接食べることはありませんが水中の有機物を食べることから水質浄化に非常に効果的で、結果的に藻類増殖を未然に防いでくれるのでおすすめです。また、清浄な環境で育てられたものは味噌汁の具としても最適です。

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