凛スクエアタイプでレイアウトに挑戦
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大型睡蓮鉢の中でも、角型は奥行きを出しやすいので、今回はそれを生かしたレイアウトに挑戦。深山石を使って水辺と池を仕切り、池を前景、水辺を中景・後景に見立てます。
How to layout
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ビオトープレイアウト図
- 1 熱帯性睡蓮(青)
- 2 温帯性睡蓮(赤)
- 3 温帯性睡蓮(黄)
- 4 ヒシ
- 5 ヨコシマフトイ
- 6 ナガバオモダカ
- 7 ウォータークローバー ムチカ
- 8 エゾミソハギ
- 9 シラサギカヤツリ
- 10 シペルス ロングス
- 11 バルデリア ラヌンクロイデス
- 12 十和田アシ
- 13 ヒメトクサ
前景草…背の低い下草は手前に配置します。
後景草…背の高い下草は後ろに配置します。大型の睡蓮鉢は奥行きを持たせることができるので、今回は入り江のように手前が広がるよう池を作り、右奥から1/3程度の位置を一部空けて水がここから流れ込むようにデザインしました。左右の水辺の石組みは非対称にし、レイアウトに動きをつけました。明るい砂(Bright Color)を池の底に敷いて、レイアウトを明るくします。色彩の変化に富む十和田アシ、レイアウトに動きを与えるシペルス ロングス、シラサギカヤツリ、 可愛らしい斑入りの四つ葉のウォータークローバー ムチカが空いた水辺の隙間を這います。 睡蓮は青、赤、黄色とそれぞれ異なる色を選んで、色彩豊かに賑やかなレイアウトに仕上げます。アクセントとして、水面に葉の模様が綺麗なヒシ、水辺には小さい紫色の花が咲くオモダカの仲間、バルデリア ラヌンクロイデスを植えます。水辺の後ろ側には葉の縞模様が目を引くヨコシマフトイ、夏になると1本から紫色の花がたくさん咲くエゾミソハギが楽しめます。
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睡蓮鉢を用意する
まず最初に軽くて丈夫な点が特徴のFRP製睡蓮鉢「凛 スクエアタイプ」を日当たりのよい場所に用意します。土などを入れる前に軽く水ですすいでおくとよいでしょう。見た目は大変大きいですが、とっても軽いので女性の方でも持ち運びはラクラク!画像はブラックですが他のカラーもご用意しております。エクステリアに応じてお選びください!
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土を入れる
ビオの土を入れて底面に土台を作りましょう。入れた後、大きな固まりを見つけたら丁寧にほぐしてください。なおビオの土は天然土ですので、異物混入の可能性がございます。取扱いには十分気をつけてください。
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石を配置する
無機質な鉢をここで一気に大自然の壮観な風景に仕立て上げます!まず石を組んでベースとなるレイアウトを作ります。配置の仕方によって全体の印象ががらっと変わります。
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全体バランスをみる
植物をポットから外す前に配置を決めます。背の低い下草は手前に、背の高い草は後ろに植えます。
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植物をポットから外す
植物をポットから外して根をほぐしましょう。
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ムチカの植え込み
下草を植え込みます。ウォータークローバームチカは連なっているので、適当な長さで切って10cm程度の間隔で背の高い草の隙間に植え込みます。
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植え終りのイメージ
水辺植物を植え終わった状態です。
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睡蓮をポットごと埋める
今回スイレンは来年の植え替えがしやすいようにポットごと埋め込みます。
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埋め込んだ状態
埋め込んだ状態です。土はポットの高さに合わせましょう。
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水を注ぎ入れる
全て設置した後、水をゆっくりと入れていきます。濁りを激しくしないために、比較的弱い水流でやさしく注ぎ入れるとよいでしょう。
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砂利を敷く
このタイプのレイアウトでは上からの眺めを楽しむことができます。水が透明になったときに清涼感が増すように比較的明るめの砂利を敷き入れます。土肌を覆い隠すようにまんべんなく敷き詰めてください。
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完成
水を入れて完成!花が咲き、緑が生い茂るダイナミックなレイアウトを是非お楽しみください!
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奥行きを楽しむ
横から見て奥行きがでるようになっています。