はじめてのクリプトコリネ | チャーム

はじめてのクリプトコリネ

水質の急変で溶けるという性質から難しいというイメージばかりが先行するクリプトコリネの仲間ですが、実は種類によってはほとんど溶けることなく、むしろ他の水草よりも丈夫で育成がしやすいものもあります。

水槽環境に併せて多彩に変化するクリプトコリネは、見るべきところが多い種類だけに是非一度は水槽に迎え入れて欲しい水草です。

クリプトコリネ・ウェンティー系

クリプトコリネの代表的な種類で、バリエーションも豊富です。グリーン系のものは環境によっては茶色い斑が入ります。

クリプトコリネ・バランサエ

葉が長く伸びる後景向きのクリプトコリネ。こちらの種類も環境により色彩の変異があります。濃い緑から薄緑~薄い茶色まで変化し、環境によって葉のでこぼこの入り方にも差異が生じます。色の変化は斑の入り方よりも葉全体の色味が変化する傾向があります。

クリプトコリネ・パルヴァ、ウィリシー、ルーケンス

小型の緑色のクリプトコリネで前景のワンポイントとして使用できる種類です。明るい環境では葉に茶色い斑が入り、サイズも大きくなる傾向があります。
パルヴァ、ウィリシー、ルーケンスは自然界でもお互いが交雑する種類で、正確な種類分けは非常に難しいと思われます。見た目も酷似しており、東南アジアなどで生産されている現状を見ると、今後もインボイス名はそれほど当てに出来ない状況だと考えられます。
数ある水草の中で、クリプトコリネは環境による姿の変化が最も大きいグループで、スペック上はほとんど同じ水槽でも植えられた場所や、手の入れ具合、偶然性等で姿が変化してしまいます。

水槽環境に併せて多彩に変化するクリプトコリネは、簡単に楽しめる“自分だけの一品”と言えるかも知れません。

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