緑のカーテンをやってみよう | チャーム

緑のカーテンをやってみよう

緑のカーテンって?

緑のカーテンとは、ゴーヤやへちま等のつる性植物をネットに絡みつくように栽培し、ベランダや庭に立てかけて日差しをさえぎるカーテンのように仕立てたものです。

緑のカーテンは単に日差しをさえぎるだけでなく、植物の葉が水分を蒸発させて空気の熱を奪ってくれるので、外の熱気が部屋の中に入りにくくなります。

結果として室温の上昇を和らげる効果があり、エアコン使用時間の減少に繋がります。 使用時間が減ることで節電にも有効な上、室外機の熱を外に放出することもありません。

さらに、ゴーヤなどの野菜を使えば大きく育てて実を収穫して食べる楽しみもでき、いいことづくめです!
エコな上に涼しい緑のカーテンで、楽しく夏をすごしましょう!

緑のカーテンの効果は?

緑のカーテン設置前 緑のカーテン設置後

一般的な窓ガラスの遮光率は約15%ですが、窓を60%覆う緑のカーテンをつけた場合の遮光率は約80%となります。

エアコンの設定温度28度の場合、窓付近の体感温度は11度もの差が出ます。
真夏のエアコン使用では20~30%程の省エネ効果があります。
※出典:板橋区ホームページ 「緑のカーテン」

緑のカーテンに必要なもの

  • プランター

    水分確保のため大きくて奥行きがあり、深さのあるものがオススメです。
  • 培養土

    肥料入りの培養土や、たい肥を混ぜた園芸用土などが良いでしょう。
  • ネット

    支柱を立てネットを張り、そのネットにつる性植物を這わせます。
  • 鉢底石

    プランターの底に敷く必需品です。
  • つる性植物

    ゴーヤ・メロン・きゅうり・アサガオなどのつる性植物を植えます。

※その他、必要に応じて支柱や麻ひもなどがあると便利です。

緑のカーテンを作るには、ゴーヤやキュウリ、アサガオ等、つる性の植物を用います。
つる性の植物であれば、どんな種類でも緑のカーテンは作ることができます。
植物の種類により、それぞれの葉の大きさや伸びる高さによりカーテン効果も異なります。
初めて栽培する場合は育てやすく、程よい日陰を作ってくれる上に収穫も楽しめる「ゴーヤ」が特にオススメです。

●ワンポイントアドバイス

【植える時期について】
猛暑が続く9月中旬頃まで緑のカーテンの効果を持続させたい場合には、苗を最初に植えてから1ヶ月程遅らせて追加で一緒に植えてあげるとよいでしょう。
※例えば5月初旬に最初の苗を植えた場合には、6月初旬を目途に追加の苗を植えてあげてください。

【苗の選び方について】
植物の種類によって耐寒性のあるものとないものがあり、初めて育てる場合は耐寒性のない植物のほうがオススメです。
まったくの未経験なら、まずはゴーヤの苗で感覚を掴むのが良いでしょう。

アイビーなどの耐寒性のある種類の場合、あまりにも成長しすぎて手に負えなくなることがあります。特に賃貸住宅や集合住宅の場合は、注意が必要です。
一方で、冬でも枯れないという点で後片付けの必要が無く、きちんと剪定・管理ができるのであれば、おしゃれで美しい姿を長く楽しめるのでオススメできます。

オススメの苗

オススメの用品

あると便利な園芸用品

ゴーヤの育て方

●植え付け
日当りと風通しが良い所で、水はけの良い土に、肥料をよく混ぜ込み、苗を植え付けます。
プランター栽培の場合は、なるべく大きいプランターを使用して下さい。
苗1本に対して容量15L以上が目安です。

●仕立て
つるが5cm伸びてきたら、支柱を立て、つるを支柱にからめながら、1~2箇所ほどゆるめに留めて固定して下さい。
つるが50cm程度に伸びたら、ネットに這わせてください。

●水遣り
プランターは水分の蒸発が早いので、水は毎日あげてください。
夏場は、朝、夕に水遣りをするのがよいでしょう。

●追肥
1番花が咲いたら、2~3週間に1度、肥料を株の周りに与えて下さい。

●収穫
花が咲いてから15~20日くらいの未熟果を収穫します。18~20cmくらいで、果実にツヤがある内に、早めに収穫するようにします。