マーブル・ハチェット

よく発達した胸びれを持ち、その名の通り体型が手斧のようになっていることから、手斧の英名で「ハチェット」と呼ばれます。
水槽上面を良く群れて泳ぎ、その様子はまるで編隊飛行をしているようです。
丈夫な魚ですが水槽外に飛び出してしまうことが多く、飛び出し事故を防ぐためにも水槽にはふたを用意したほうがよいでしょう。
自然下では水面に落ちた虫などを主食にしています。

分類的にはカラシンの仲間に属します。
日本にカラシンの仲間の魚種は分布しておらず、主に北米・中南米・アフリカを中心に分布するグループとなります。
ハチェットのグループは、ネオンテトラなどが属するカラシン科とは異なる「ガステロペレクス科」に属します。
いわゆるテトラ類とは、少しだけ遠い親類関係にあります。
全ての種が常に水面近くで生活しており大きく発達した胸びれを使った大きなジャンプが得意です。
ジャンプする理由は水面上を飛ぶ羽虫を捕らえたり、大型魚の捕食から逃れたりするためで驚いた時などにも胸びれを使ってジャンプします。