オカヤドカリ特集 | チャーム

オカヤドカリ特集

オカヤドカリってどんな生き物?

オカヤドカリの特徴といえば、なんといってもかわいい顔!つぶらな瞳!
オカヤドカリはその名のとおり陸に住むヤドカリです。
陸生のオカヤドカリは水生のヤドカリと違い、特にたくさんの海水などを必要としません。(水飲み場に少し置いておく程度でOK)
なお、オカヤドカリは天然記念物に指定されていますが、市場に出回っている個体は国から許可を受けた組合が採取しているものです。

オカヤドカリの育て方

水槽レイアウト

水槽は脱走防止のためにふた付きのものを選びましょう。
大きさは広いほど良いですが、ヤドカリの動きはゆっくりなので、個体の大きさや匹数によっては30cm程度の水槽でも飼うことができます。小さな個体なら30cm水槽で4~5匹程度同居可能です。
脱皮時などには砂の中に潜るので、オカヤドカリの全身が隠れるぐらいの量(ヤドカリの高さの2倍以上)の砂を敷いておきます。
また、軽いアクセサリーは移動中に動かされてしまう場合があります。流木などを置く場合は、転がらないように固定しましょう。
オカヤドカリはあらゆる場所を歩いたり登ったりします。流木やシェルター、アクセサリーをたくさんおいてみてください。

オカヤドカリの家

ヤドカリは成長に合わせて次々に貝殻(ヤド)を替えていきます。引越し先の貝殻が用意されていないと、貝殻の中から出てきてそのまま死んでしまうこともあるため、あらかじめ複数用意しておいてあげましょう。貝殻は、砂に潜る際に邪魔にならないデコボコが少ないもの、自分の体がしっかり入るもの、軽過ぎずほどよい重さのあるものが好まれます。また、オカヤドカリは自分が気に入った貝殻にしか住みません。お気に入りが見つかるように、いろいろな種類の貝殻を用意してあげましょう。
貝殻はペイントが施されたユニークなものなどもあって種類が豊富です。無地の貝殻に油性インクを使って自分でペイントしてみるのも楽しいかもしれません。

オカヤドカリの隠れ家

オカヤドカリは、岩の窪みや物陰で休むのが大好きです。
ガジュマルや流木、 アクセサリーを色々置いてリラックスできる隠れ家を作ってあげてください。

オカヤドカリの食べ物

オカヤドカリは雑食なので基本的にどんなものでも食べます。
特に大好きなのがポップコーンです。
ほかには果物、野菜は大抵のものは食べますし、魚の切り身や海草など、夕飯の材料をちょっとだけ与えてみても良いかも。
なお、オカヤドカリはきれい好きです。エサが傷む前に片付けておきましょう。
毎日同じものを食べさせるのではなく、バランスよく色々なものを与えてあげてください。

温度・湿度調節はしっかりと

オカヤドカリを飼う際に一番重要なのは、温度と湿度の管理です。
オカヤドカリがもっとも元気でいられる温度は25℃~30℃、湿度は60%以上です。温度が20℃を下回るようであれば、ヒーターや保温カバーなどで水槽内の温度を調整してあげましょう。
また、オカヤドカリは殻の中が乾燥してしまうと呼吸が出来なくなってしまいます。水のみ場で水浴びをしているのはヤドの中に水を取り入れるためです。底砂に定期的に水を散布して湿らせておくようすると良いでしょう。

メンテナンスの仕方

【飼育水は清潔に】
水飲み場は、オカヤドカリの水浴び&お風呂としても使われます。
水浴びのついでに殻の中からふんを出してお掃除をすることがよくあります。
また、穴掘りや移動する際に砂が入ってしまう場合もあります。水が汚れてきたらすぐに換えてあげましょう。

【砂を洗う】
食べ残し、水をこぼした跡、オカヤドカリのふんなどでだんだん砂が汚れてきます。
飼育している数などにもよりますが、2週間~1ヶ月に1度ぐらいまたは砂が汚れてきたら砂を丸ごと洗って天日干ししてあげましょう。
フンや食べ残しなどはこまめにピンセットで拾っておくと清潔さを保つことができます。

大切に育ててあげてください

オカヤドカリの寿命は10年とも20年とも言われています。大切に育てればそれだけたくさん一緒に過ごすことができます。
気温が下がる冬場は特に注意が必要ですし、夏も温度が高くなり過ぎないように心がけましょう。