よくある質問

エビ・貝FAQ

エビ

ヤマトヌマエビが水槽から飛び出てしまいます。

ヤマトヌマエビ、トゲナシヌマエビは歩行能力が高く、湿ったものの上であれば積極的に歩いて移動します。また、活動的になる夜に、水槽から出ているコードやエアーチューブを登って水槽外に出てしまうことがあります。これを防ぐには水槽にふたをし、わずかな隙間でもふさいでおくしかありません。

エビが毎日少しずつ死んでしまいます。

エビの仲間は魚よりも水質や水温の変化に弱く、水槽導入から落ち着くまでに死んでしまうこともあります。基本的には、しっかり水ができ上がった水槽を用意し、念入りな水合わせと十分な酸素と餌の十分な供給がポイントです。 水温が高すぎたり、アンモニア、硝酸塩濃度が高い場合は早急に水質を改善させる必要があります。水合わせはじっくり行い、水合わせ中もエアレーションをしっかりしてあげると良いでしょう。エビは水槽導入後、落ち着くと一度脱皮を行います(自分の体を水質に合わせるため)。この時に脱皮不全を起こしたり、仲間に襲われたりしないよう、十分な隠れ家と足場になるものを用意すると良いでしょう。この脱皮がうまくいけば一度落ち着いて、水槽になじんだといえるでしょう。

エビが一斉に暴れたように泳ぎ出した。

エビにとって有害な物質が水槽に入った可能性があります。水草を入れた直後であれば農薬の可能性があります。また、拾ってきた石や流木には、田畑で使用する農薬や除草剤が含まれている場合があります。室内で殺虫剤を使用してもいけません。原因が分かっている場合は速やかに取り出し、全換水を行って様子を見ます。犠牲を少なくできる場合もあります。

ロックシュリンプの仲間は餌付けるのが難しいと聞きましたが、餌は何を与えれば良いでしょう?

ロックシュリンプは前脚が扇子のようになっていて、水中を浮遊する細かな有機物を食べています。小さなものをこして食べている割に体のサイズは大きくなる種が多く、常時餌を食べられる環境が理想です。水流をやや強めにし、細かく砕いた人工飼料を少量、1日数回与えてください。ブラインシュリンプも最適な餌です。アフリカンロックシュリンプのような体が大きな個体は、底砂を敷かないか、敷いても薄くし、沈んだ人工飼料を餌として認識させるようにした方が良いでしょう。

テナガエビは他の魚やエビと混泳できますか?

混泳はお勧めできません。 テナガエビの仲間は夜行性で、夜になると寝ている魚を襲ってしまいます。ひれなどに切れた跡があれば、間違いなくテナガエビに攻撃された証拠です。また、ヌマエビ等も素早い動きで捕らえて食べてしまいます。テリトリー意識が強いため、同種間でも争いをしてハサミが取れたりしてしまうことが多いです。基本的にはザリガニと同様に、十分なスペースと隠れ家がないと混泳は難しいです。

ビーシュリンプの色揚げには何が効果的ですか?

各メーカーから売り出されているエビ用の餌には、さまざまな色揚げ成分が配合されていますが、白の発色にはカルシウム、マグネシウムなどのミネラル分、赤の発色にはアスタキサンチン、ルテイン等のカロテノイド系色素が有効だといわれています。また、個体によっては成長に伴い、体色が色あせてしまうこともあります。この場合は、当店で扱っているハイグレードの個体や有名ブリーダーの個体を導入して累代を重ねていけば、より発色の良い個体が維持できるようになるでしょう。

ビーシュリンプを殖やすには?

繁殖を目指す方には単独水槽のご用意をお勧めします。たとえ小型魚であっても、稚エビは捕食されてしまう危険性があります。例外として、オトシンの仲間はあまり繁殖に影響しないようです。弱酸性のこなれた水でペアを飼育していれば、比較的容易に抱卵を確認することができますが、メスは脱皮の際に抱卵するので、ミネラル不足で脱皮不全に陥らないよう注意が必要です(オスはスマートな体型、メスは腹部に丸みを帯び、頭部と腹部の付け根に卵巣を持ちます)。また、稚エビは人工飼料に餌付きづらいため、流木や水草を用意し、有機物を十分に摂取できるようにしておくと良いでしょう。水質の悪化は致命的ダメージを与えます。小まめに少量の換水を行うようにしてください。

チェリーレッドシュリンプやレッドファイアーシュリンプにオスが入っていません。

チェリーやレッドファイアーは一般にメスの方が色が濃く、オスの方が色が薄いことがほとんどです。そのため、観賞価値の低いオスは流通量自体も少ないのが現状です。当店では色の濃い個体を希望されるお客様が多いため、極力色の濃い個体から出荷させていただいております。そのため、メス個体の比率が高くなってしまい、オス個体が入らないということもあります。色が薄くてもオス個体が欲しいと希望される方のために、ペアでの販売も行っています。ぜひそちらをご検討ください。

スラウェシ産のトゥティビューティ・シュリンプやホワイトグローブ・シュリンプはビーシュリンプと混泳できますか?

スラウェシ産のエビは飼育に適した水質がビーシュリンプと異なるため、混泳はお勧めできません。ビーシュリンプが弱酸性の水質を好むのに対し、スラウェシ産のエビは弱アルカリ性の水質を好みます。底砂もビーシュリンプに適した弱酸性に調整するソイルではなく、pHを下げないソイルやサンゴ砂などの方が良いでしょう。

スラウェシ産の淡水エビを繁殖させたいのですが?

スラウェシ産のエビは、現状では継続して繁殖させることが大変難しいようです。輸入時に抱卵している個体から稚エビを得るのは容易ですが、継続して抱卵、ふ化に成功した例はあまり聞きません。比較的繁殖が容易なのは、ホワイトグローブ・シュリンプ、ポソブルーテール・シュリンプの2種類で、当店でも継続して繁殖させることに成功しています。

ブルー系のゼブラシュリンプの青味が抜けてしまいますが?

ブルー系のゼブラシュリンプは、飼育環境をしっかり整えてあげないと美しい色彩を維持することができません。pH7.5程度の弱アルカリ性の水質で飼育することで美しい青味を見せてくれます。また、餌にも注意が必要です。熱帯魚用の色揚げ成分の多い餌を与えると赤みが強くなっていき、くすんだように見えてしまいます。

シャドー・シュリンプに黒いシミのようなものが見られるのですが?

シャドー系のエビは、色が濃いもの同士を選別、交配してきた結果、黒いシミのような模様が見られます。一般に黒い色が入っている個体ほど色彩が濃く、良グレードとされています。

ビーシュリンプと混泳可能な魚はいますか?

基本的に魚はエビが好物ですので混泳には適しません。エビを捕食できない形状の口を持つ、オトシンクルスの仲間は混泳可能です。

ホロホロ・シュリンプは純淡水で飼育可能ですか?

純淡水での飼育は不向きです。1:3(海水:真水)~1:1(海水:真水)の汽水を用意してあげると良いでしょう。人工海水からわざわざ作るのが面倒な方には、汽水に調整した「足し水くん」もあるので、ぜひご検討ください。

エビの頭に小さな白いひげみたいな生き物がいる。(エビヤドリツノムシ)

チェリーレッドシュリンプなど、一部の淡水エビの頭部や触覚に付着する白い小さなひげのような生き物はエビヤドリツノムシです。主に淡水エビに寄生する寄生虫で、近年輸入される淡水エビに多く見られます。エビ自体には直接的な害は無いものの、エビ同士の触覚が触れた際などに他のエビに移動し、殖えすぎると美観を損ねます。駆除には0.5%塩水浴が有効ですが、完全な駆除は難しく、複数回行う必要があります。また、リスクは伴いますが、高濃度の塩水にさっとくぐらせたり、スポイトで直接吹き付けると確実に駆除できます。
こちらの製品で、エビにダメージを与えずに駆除できるようです。

当店でもトリートメント期間中に駆虫を行っておりますが、完全な駆除には至っておりません。できる限り駆除した個体からの出荷となることをご了承ください。

エビの背中にオレンジのつぶつぶが見える。(ネクタリン寄生虫)

ミナミヌマエビの背中にオレンジのつぶつぶに見えるのはネクタリン寄生虫です。淡水エビに寄生する寄生虫で、国内外から入荷するエビに見られます。過去には、オレンジバックシュリンプ、ピンクバックシュリンプ等の名称で流通しています。まだまだ詳しいことは分かっていませんが、エビ自体には特に影響が無いようです。おそらく淡水エビは中間宿主で、エビを食べた魚、その魚やエビ自体を食べた鳥類・哺乳類に寄生するといわれています。現状では駆除の手段は無く、エビ自体を処分するしかありません。
当店でも見つけ次第処分を行っておりますが、完全な駆除には至っておりません。できる限り寄生していない個体からの出荷となりますことをご了承ください。

ヤマトヌマエビを頼んだらミナミヌマエビが届いた。/ミナミヌマエビを頼んだらヤマトヌマエビが届いた。

当店では誤納を防ぐため、ヤマトヌマエビとミナミヌマエビをストックしている水槽が異なります。
また、入荷も別の仕入れ元から入荷しているため、通常は混ざったりすることはありません。
ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビは季節や入荷ロットによってサイズに差があるため、小さめのヤマトヌマエビと大き目のミナミヌマエビを見間違いされるお客様が多いです。
下記の点をご確認ください

・尾扇(尻尾)の両端に青いスポットがある → ヤマトヌマエビ
・体側に赤いスポットが多数ある → ヤマトヌマエビ

なお、万が一誤納していた場合は速やかに対応させていただきます。
大変お手数ですが、画像をご用意いただき、当店までご連絡ください。

ミナミヌマエビとヤマトヌマエビの違いが分かりません。

外見や性質に下記のような違いがあります。

最大サイズ
・ヤマトヌマエビ 大きい メスは最大6cm
・ミナミヌマエビ 小さい 最大3cm

外見
・尾扇(尻尾)の両端に青いスポットがある → ヤマトヌマエビ
・体側に赤いスポットが多数ある → ヤマトヌマエビ
・背中に太い線の模様がある → ミナミヌマエビ

コケ取り能力
・ヤマトヌマエビ 高い 力が強く、水草を食害したり引き抜いたりすることがある。
・ミナミヌマエビ 低い 数を多く入れた方が良い。

繁殖
・ヤマトヌマエビ 不可 汽水~海水環境が必要です。
・ミナミヌマエビ 可能 水槽内でもよく殖えます。

水質適応力
・ヤマトヌマエビ 高水温、低pHに弱い。
・ミナミヌマエビ 極端に低いpHには弱いが、水温、水質に幅広く順応。

ミナミヌマエビの水が冷たい。

当店では、ミナミヌマエビは温室ではなく、屋外施設にてストックしております。
そのため、冬季には発送する水も冷たくなっております。
また、夏期は酸欠予防のため、保冷剤で冷やして発送しております。
お客様の水槽へ導入の際はしっかり水合わせを行ってください。
数が多い場合やグラム売りをご購入の場合は、水合わせ中にエアーレーションも行ってください。

エビの腹部に卵ではなくふさふさとしたものが見える。(エビヤドリモ)

チェリーレッドシュリンプなど、一部の淡水エビの腹部に付着するモサモサとしたものはエビヤドリモです。主に淡水エビに寄生する寄生藻で、近年輸入される淡水エビに多く見られます。エビ自体には直接的な害はありませんが、抱卵には影響するものと思われます。また、脱皮をしても取れることはなく、根本的な駆除の方法は今のところ確立されていません。
当店でもトリートメント期間中にエビヤドリモの付着した個体は選別しておりますが、完全な駆除には至っておりません。できる限りエビヤドリモの付着していない個体からの出荷となりますことをご了承ください。

石巻貝が水槽に白いツブツブを産んでいますが、卵でしょうか?

カノコ貝の仲間が産む白いツブツブは卵嚢と呼ばれ、この中に卵が入っています。この卵からふ化した幼体は海まで流れ、成長と共に川に戻ってくるため、水槽内では稚貝になって育つことはありません。水槽の景観を損ねるようならスクレイパーなどで落としてしまっても問題ありません。餌になるコケが豊富な水槽では、貝がたくさんコケを食べる反面、たくさん卵嚢を産み付けることがあります。

石巻貝、フネアマ貝がぜんぜん動かないのですが。

カノコ貝の仲間は基本的に夜行性です。水槽の照明を消灯後、様子を見てください。極端にpHが低い水質や、硝酸塩濃度が高い場合、水温が高すぎても活動が鈍くなります。この場合は水換えを行って水質を改善してください。

石巻貝が水槽内ですぐに死んでしまいます。

石巻貝は、水槽内でひっくり返ると起き上がれずに死んでしまうことがあります。壁面を登っているときに突付く魚等がいると、落ちてひっくり返ってしまうことがあるので、見つけたら起してあげましょう。また、ヒーターに直接くっ付いてしまうとやけどにより死んでしまうことがあります。その他、極端にpHが低い水質では長期飼育は困難です。詳しくは「カノコ貝の仲間たち」を参考にしてください。

貝(石巻、タニシ等)の殻の頂点が欠けています。

巻貝の仲間は成長と共に殻の頂点が欠けてしまうことがあります。飼育には何も影響はなく、寿命が短いといったことも特にありません。一部の商品では殻の欠けの少ない個体と、殻の欠けたB品を分けて販売しております。お客様の好みに合わせてお選びください。詳しくは「カノコ貝の仲間たち」を参考にしてください。

カノコ貝が水槽から脱走してしまいます。

カノコ貝の仲間は完全な水中より水際を好み、湿ったところであれば陸上でも生活できます。そのため、オールガラス水槽などではガラス面を登って脱走してしまうことがあります。これを防ぐには水槽にふたをし、わずかな隙間でもふさぐ必要があります。もし、脱走して水槽外に出てしまったら、早めに水槽内に戻してあげれば問題ありません。詳しくは「カノコ貝の仲間たち」を参考にしてください。

二枚貝に適した餌は何かありますか?

二枚貝は微小な生物や有機物をろ過しながら食べるため、水槽内で餌を供給するのが非常に難しい種類です。販売されている専用飼料や微小生物をお使いいただく事で飼育は可能ですが、長期飼育ができると断言はできません。

二枚貝を水槽に入れたのですが、姿を見せず生きているか分かりません。

二枚貝はあまり活動的ではないため、体が隠れるほど底砂が敷いてあると姿の確認が難しくなります。これを防ぐには底砂を薄く敷いたり、プラケースなどに砂と二枚貝を入れて水槽内に沈めると良いでしょう。味噌汁に入れるシジミなどと同様に、死んだ場合はたいてい開いた状態で見つかります。閉じていれば生存していると思われますが、気になる場合は匂いを嗅いでみてください。強い腐臭がした場合は死んでいる可能性が高いです。また、貝の隙間から白い乳液状のものが出ているときも、すでに死んで腐敗している可能性が高いです。二枚貝は死んでしまうと水質を一気に悪化させることが多いので、死んでいるか分からない個体はプラケースなどに移して様子を見てください。

二枚貝をタナゴの産卵用に購入したいのですが、他のタナゴが産卵していない貝を選ぶことはできますか?

恐れ入りますが、こちらについては対応できません。入荷している二枚貝の多くは天然採集個体のため、採集地に生息するタナゴ、ヒガイなどがすでに産卵していることもあります。これらの産卵の有無を確認するためには、二枚貝を開いて解剖するしかありません。

石巻貝やタニシの貝殻にコケが生えている。

タニシや石巻貝は天然採集されているので、貝殻にはコケが生えている場合があります。
茶色や緑の柔らかいコケであれば、複数匹入れておけばお互いの貝殻のコケを食べてしまうため、いずれコケはなくなります。
黒ひげ状の硬いコケの場合は、貝殻を爪などでこすってあげると簡単に取り除くことができます。

フネアマ貝を頼んだら数が足りないのですが?

袋の中でフネアマ貝同士が重なっていないかご確認をお願いいたします。
サイズが異なる個体同士が重なってしまうと、下の個体が見えにくくなっている場合があります。
万が一、数量に不足があった場合はお手数ですが、当店までご連絡くださいますようお願いいたします。

おまけ付き商品の死着や不足は保証対象となりますか?

恐れ入りますが、おまけ付き商品のおまけ分は死着保証の対象外となります。ただし、おまけ分よりも死着数が多い場合は保証対応をさせていただきます。同梱されている死着保証に関する説明書に沿って当店までご連絡ください。
また、数が不足していた場合につきましても、おまけ分を除いた数かそれ以上に入っていた場合は保証の対象とはなりません。あらかじめご了承ください。

ザリガニ・その他生体

ザリガニは法律で飼育が禁止されていませんか?

アメリカザリガニを除くすべてのザリガニ類は、特定外来生物に指定されているため、現在では法律により新たな飼育は禁止されています。アメリカザリガニに関しては、「条件付特定外来生物」という区分となっており、ご自身で採集された個体であれば飼育することは可能です(2024年1月現在)。
なお、2023年6月1日以降、アメリカザリガニの生きた個体を自然に戻すと重い罰則があります。これは捕まえた場所に戻す場合であっても、罰則の適用対象となります。飼育を始めた場合は、必ず寿命を全うするまで飼育に努めてください。

ザリガニの触覚や足が欠けてしまいました。治りますか?

触覚や足の欠損は脱皮とともに自然に治っていきます。大きな前脚のハサミを失ってしまっても脱皮と共に生え、最初は小さいハサミですが脱皮を繰り返すうちに元に戻っていきます。繁殖時には前脚のハサミが揃っている方が交尾の成功率が上がります。飼育時にはけんかなどでハサミが取れないよう、十分なスペースと隠れ家を用意してください。

淡水のカニを飼育したいのですが、どのような環境を用意したら良いでしょうか?

淡水性のカニは、おおむね3タイプに分けて飼育環境を用意する必要があります。

・完全水棲タイプ
サワガニやレオパード・クラブなどの水を好むタイプです。ここでは完全水棲と区分しましたが、実際には陸地と水辺が半々になるようにし、カニが水に入りたいときだけ水に入れるようにな環境を用意してあげる必要があります。水棲ガメやザリガニのような感覚で飼育可能ですが、水質の悪化、高水温には弱いのでフィルターの設置が必要です。
・半水棲タイプ
近年紹介されたバンパイアクラブなどがこのグループに属します。湿度を維持できるテラリウムのような環境を作り、水場はわずかに用意すれば大丈夫です。水場は水深を1~2cm程度用意すれば十分で、爬虫類用の水入れやタッパーなどに水を入れてあげるだけでも良いでしょう。また、十分な温度がないと活動が鈍くなるので、冬季はパネルヒーターなどで加温が必要です。
・完全陸棲タイプ
レインボークラブやベンケイガニ、シオマネキ、ヤシガニがこのグループに属します。砂を敷いただけのケージに水場を用意すれば大丈夫です。大型になる種が多いため、水入れは体の大きさに合わせたものを用意してあげてください。また、十分な温度がないと活動が鈍くなるので、冬季はパネルヒーターなどで加温が必要です。

どのタイプも餌は雑食性ですので、甲殻類用の人工飼料やクリルを好んで食べます。また落ち葉やナッツも好んで食べる種が多いので、マジックリーフや殻をむいたピーナッツなどを与えても良いでしょう。また陸棲のカニはしっかりとした殻を作るためにもカルシウム補給できるカキガラやサンゴ砂を餌と一緒に食べさせると良いでしょう。

カニは餌を食い散らかすことが多く、水位の低い環境では一気に水を汚すことになり死亡させやすいです。適切な量の餌を与え、食べ残しが出ないよう十分に注意してください。また、小まめな換水で水質を悪化させないようにしましょう。

カニの仲間は脱走が非常に上手です。フィルターの電源コード、エアーチューブを上ってわずかな隙間からでも逃げることがあります。また大型の陸棲のカニでは軽いふたであれば自らの力で開けて脱走してしまいます。隙間のないしっかりとしたふたを用意する必要があります。

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