よくある質問

金魚・メダカ・日本産淡水魚FAQ

金魚

金魚同士の混泳はできますか?

可能ですが、一定のリスクがあります。金魚は、中国産金魚や国産金魚、国産同士でも養魚場やブリーダーにより異なる病気のキャリアになっている場合があります。混泳させてしまうと、抗体を持っていない方の品種に病気が感染したりすることがあります。金魚同士で混泳させる場合は、しっかり様子を見て、入念にトリートメントを済ませた個体同士で行うと良いでしょう。国産同士、外国産同士(同じ国の出身)の組み合わせであれば、入念にトリートメントすれば混泳は可能です。当店でも病気の感染を防ぐため、養魚場、品種ごとに完全に独立した水槽、池に分けて管理を行っております。
なお国産と外国産の組み合わせでの混泳は、おすすめできません。

冬になったら琉金がひっくり返ってしまいました。転覆病でしょうか?

琉金やピンポンパールなど丸みのある金魚は、水温が低下する冬季にひっくり返ってしまうことがあります。水温を上げることでたいていの場合は改善します。また、脂肪分の少ない餌を与えることでひっくり返りにくくなります。

金魚の頭に白い出来物ができたのですが、何か病気でしょうか?

ランチュウやオランダのように肉瘤(にくりゅう)の発達する品種や、老成した金魚は頭の脂肪分が浮き出て白くなる場合があります。病気ではないので心配をする必要はありませんが、冬場に起きやすいことなので白点病ではないかよく観察してみましょう。まれに体表から吹き出る場合もあります。

金魚の片目だけ真っ黒なんですが、病気でしょうか?

病気ではありません。透明鱗の金魚によくあることですが、普通は銀色をしている目の縁の部分が透明になっているものです。これは個体差であって、モザイク透明鱗がみられるのと同様に、透明鱗の品種が必ずしも両目とも黒目になるわけではありません。中には、両目とも普通の個体も見られます。

えらぶたや、胸びれに白いブツブツができています。白点病でしょうか?

よく観察して、それ以外の所に確認できないようなら白点病ではありません。これは、“追星”といって成熟したオス個体にのみ見られるものです。早いと明け2歳から確認できますが、春先や秋口の繁殖シーズンに特に顕著で、繁殖のスイッチが入ったオスに出るものです。こういった個体は、メスをしきりに追い回したりするのでメスが弱ってしまうようなら落ち着くまで隔離することをお勧めします。

金魚の繁殖をしてみたいのですが、どのくらいの大きさに育てば親になりますか?

サイズでは判断し難いですが、年齢でいえば明け2歳から繁殖行動を始めるようになります。ただし、適性年齢というわけではないので、しっかりと体ができている前提です。親に使う個体は、あらかじめ選定して前年からしっかりと飼い込む必要があり、特に冬場の管理には気を使いましょう。詳しくは、「金魚を殖やすという楽しさ」を参考にしてください。

ふんに気泡が混ざっていたり、白くて細長いふんが出るんですが・・・

気泡が混ざっている場合は、大半が大量の空気を一緒に体内に取り込んでいる場合が考えられます。浮上性の餌はその特性上、餌自体に空気が多く含まれている上に、水面で金魚がパクパクと食べるので空気を取り込むことが多くなります。品種的に問題がなければ、沈降性の餌に切り替えることをお勧めします。また、白く細長いふんをする場合は、何かしら消化不良を起こしている場合がほとんどです。季節や水温に合った餌を与えるようにして様子を見ましょう。状態を崩している個体に無理に餌を与えることも消化不良の原因になりますので、数日間は餌切りをしてください。

金魚を買ってきたらすぐに餌を与えない方が良いと聞きますが、それって本当に大丈夫なの?

極端に痩せている場合を除いて問題はありません。しかし、金魚やフナ等は体の構造上、胃がないので消化の効率が周囲の水温などの環境によって大きく変わります。導入時や環境の変化で免疫力などが一時的に下がるため、いきなり餌を与えてしまうと消化不良を起こしたり、転覆してしまったりとさまざまなリスクが生じます。2日程度トリートメントをかねて様子を見てから、餌を与えるようにすると良いでしょう。

金魚にヒーターは必要ですか?

外国から輸入される金魚は年間を通して暖かい環境で育てられているため、ヒーターを入れた方が安全に飼育できます。特に、ピンポンパールなどは国産でもない限りヒーターは必須です。国産の金魚も、屋内での飼育の場合はヒーターで管理した方が転覆病のリスクも減って飼育は楽になります。一方で、年中暖かい環境で飼育することにより繁殖しづらくなったり、ひれが大きく伸びすぎたり、体型を崩したりする原因にもなります。ヒーターを入れる場合は、冬場でも15~18℃の設定で飼育すると良いでしょう。また、金魚はヒーターでやけどをしやすいので、必ずヒーターカバーをしましょう。

金魚に熱帯魚の餌を与えても良いですか?

金魚には金魚専用の餌を与えてください。
熱帯魚の餌は脂肪分が多く含まれていることがあり、冬季に活動が鈍る金魚に与えると転覆病などのリスクになります。
また、金魚は胃がないため、消化吸収に優れる専用の餌を与えてください。

塩浴時に粘膜剥離やそれによる状態不良の可能性はありますか?

0.5%濃度で塩水浴を行った場合であれば、粘膜剝離を起こすことは考えにくく、塩の添加量を間違えてしまった、純淡水に戻したときのストレスなどで状態を崩している可能性が考えられます。ご注意ください。

メダカ

外の睡蓮鉢でメダカを飼育しているんですが、冬場もそのままで大丈夫ですか?

基本的にはそのままで大丈夫です。極端に水量の少ない鉢や、さら水の場合は越冬できない場合がありますが、夏頃から管理・維持されている、ある程度水量のある鉢であれば問題はありません。冬場はメダカたちも餌をほとんど食べずに活動をしなくなります。環境の変化で調子を崩すことが多いので、不用意な水換えなどは避けましょう。

塩水浴時に粘膜剥離やそれによる状態不良の可能性はありますか?

金魚の項目にも記載がありますので、こちらをご確認ください。

日本産淡水魚

地元で保護されている魚が販売されていますが・・・

日本産淡水魚の中には、地域によって保護対象になっている種も少なくありません。当店では、保護対象地域から採集された魚の入荷は行っておりません。正規のルート、保護対象外地域からの生体のみ入荷しております。当然のことながら、天然記念物については一切の販売を行っていません。日本産淡水魚は、生息地域特有の気候や河川環境に合わせて独自性を持つ種も見られます。その地域固有の遺伝子を汚染しないためにも、当店でご購入いただいた日本産淡水魚たちをむやみに川に放流しないでください。

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